進撃の巨人ファイナルシーズンの作画が変わった?CGが使われる理由についても
これまでの進撃の巨人(season1~3)は作画クオリティーが尋常じゃなく、
特にバトルシーンにおいてはそのスピード感や重量感が細部まで描かれており、とにかく他のアニメとは一線を画しています。
ですが、物語の後半である『進撃の巨人 Final season』では、今までの描かれ方というか絵のタッチが明らかに違いますよね!変わりました!
スローモーションの動きなんか特にCG感を感じて、SFっぽい雰囲気が漂っています。
今回はなぜファイナルシーズンで作画が急に変わったのかについて調査していきます。
>>進撃の巨人Season3の絵が違う?作画が変わった理由はなぜ?
Contents
進撃の巨人ファイナルシーズンの作画が変わった
これまでの進撃の巨人(season1~3)は Wit Studio というアニメ制作チームが担当していましたが、
Final seasonからはMAPPAがバトンを受け取ることになりました。
MAPPAは『呪術廻戦』で有名な制作チームですね!
確かに特徴として、”背景のぼかし” が利いてます!!
簡単にいうと、制作チームが変わったから作画も変化したということになります。
Wit Studio
ウィットスタジオは背景までクッキリ書いて、戦闘シーンも細かく描写してるのが特徴ですね。
この瞬間に座標がエレンに移った?
なら元々ダイナに座標があったっていう事で、ベルトルト達が壁内に来た意味は無かったんじゃね?
クリスタは必要だったかもだけど…あれ?
何か私 設定忘れてる?←仕事中だって事を忘れてる#進撃の巨人season2最終回 pic.twitter.com/JoZ1dRhbef— にゃんらとほてぷ@ねこねこ (@nyankowaseigi) June 19, 2017
MAPPA
マッパは背景と、キャラクター周りの”ぼかし”が効いてて幻想的なのが特徴。
戦闘シーンに合わせてクッキリとぼかさないで描くこともあります。
CGも目立ちますね!
⠀⠀ ⠀
ライナー・ブラウン pic.twitter.com/IPH1lvFpLq— ☁️ (@hashcontensu) December 14, 2020
Wit Studio から MAPPA に変わった理由
言わずもがなですが、Wit Studioも一制作会社です。
しかし、悪い味方をしてみれば、いつまでも進撃の巨人専属のような形でずっと同じ描き方をするのもある意味チームとしてはリスクになりかねません。
新しい試みをするためには、進撃の巨人という宿から一旦離れた方が良いでしょう。
アルミン的にいうと、『何かを変えられる者は、大事なものを捨てることができる』みたいな。笑
アルミンってよく名言残すよなぁ…。いい名言やな…。#進撃の巨人 #アルミン #アルミン・アルレルト #名言 pic.twitter.com/KWVLbkoqQF
— ガミさん@相互フォロー (@gamigami4242) August 30, 2020
アルミンのこの台詞も名言だなぁって思う pic.twitter.com/4HHoh14lRm
— デク (@bousou2027) December 3, 2020
まあ、要するにチームとして様々な作品に挑戦して可能性を広げたいというのが主な理由だと思います。
もちろん妥協してササーッと作ることもできたでしょうが、今までの完成度っぷりを考えると一切の妥協は許されませんよね。
自分たちの作画と二人三脚してきたその魅力的なストーリー設定もあるので、コアなファンは目を光らせています!
引き継いでくれる会社がなかなか見つからなかった話
Final seasonのアニメ化にはかなりの制作会社が断ったようです。
今までのWit Studio制作のものすごいクオリティーを見てしまうと、引き継ぐのはちょっと腰が引けるでしょう。
今までの世界観をしっかりと引き継ぎ、且つ完成度が下回らないようにしないと大バッシングを受けてしまいます。
よって制作会社の信用を落としかねないのです。
実際原作を読んでいるとアニメ化は非常に難しい作品であることがよく分かります。
Final seasonは特にキツいと思います。
今までのアニメ世界観の線に添いつつ、真実を紐解いていき、一層重苦しく倫理的なシーンをどうやって表現するのか、想像するだけでものすごいプレッシャーだと思います。
原作が終わるっていうのに、アニメでわざわざ放映するのはハイリスクです。
他の作品にありがちな「アニメはこれにて終了、続きは原作でどうぞ」という流れが一番無難でいいと思うのですが、そのビッグでデリケートな作品を引き受けたMAPPAの覚悟と熱意には脱帽します。
アニメ界にとってはものすごい挑戦です。
おそらく諫山創さんはじめ、Wit Studio や MAPPA のスタッフの進撃に対する愛はもちろん、日本のみならず海外ファンの熱までも汲み取って最後まで燃え尽きるようなエンターテイメントにしたいという情熱からきているのではないでしょうか?
悟空の元気玉みたいな感じで、全員で巨大な作品に仕上げて世界を震撼させようっていう心意気を感じます。
普通、多くの作品は最後までアニメ放映はしませんからね。
あくまで原作への集客としての扱いだと思います。
飽きられて消滅してしまう作品も山ほどあります。
逆に消滅せずに最後まで面白いと言われる作品は『短いストーリー』という特徴を持ちます。
ドラマだと『梨泰院クラス』
アニメだと『スラムダンク』
『はじめの一歩』は今ダラダラ進んじゃっているようですが・・・
そんな感じです。
でも進撃の巨人はあんなに壮大なストーリーで何年もやってるのに、いまだに人気が衰えずに最後までアニメ化するっていうんですからたまげたものです。
多くの伏線を散りばめた綿密なストーリーと魅力的な世界観がそうさせているのでしょう。
諫山創先生恐ろしいです。
進撃の巨人ファイナルシーズンでCGが使われる理由
CG使用に関しては、おそらく
- 『その方が負担を減らせるから』
- 『早く出来上がるから間に合う』
だと思っています。
また、MAPPAの挑戦でもあるのではないでしょうか?
作品はもちろん大事にしつつも、自分たちの表現技術を磨いていく感じでしょうか。
ライナー… pic.twitter.com/oPIrPbmfqY
— ピークちゃん絶対フォロバします (@Yk1C8jvHSdC2Z8C) December 12, 2020
結果的に、CGの巨人もほぼ違和感がなく作品に溶け込んでいます。
動きも自然で迫力ありますし、滑らかです。
ちなみにMAPPAはしっかりとWit Studioの引き継ぎをして、”らしさ” を残すようにしているようですよ。
そしてしっかりと漫画に絵のタッチを寄せていて、原作を見ている側としてはちゃんと入ってきます。
まとめ
- 作画が変わった理由は、今までの制作チームがもっといろんなアニメに挑戦するため
- CGを多用する理由は多分、制作の負担を減らしてなるべく間に合わせるため
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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