2014年1月4日に再放送される映画『風の谷のナウシカ』。
数あるジブリ映画の中でも上位に入るほどの人気を持つ作品の一つです。
世界観が独特で、切なさや美しさ、時には残酷さを感じさせる飽きない映画構成としても有名ですね。
本記事では当作品に登場する「ラステル」についての疑問を解消していきます。
風の谷のナウシカとは?
『風の谷のナウシカ』(かぜのたにのナウシカ)は、宮崎駿による日本の漫画作品。アニメーション監督・演出家でもある宮崎が、徳間書店のアニメ情報誌『アニメージュ』誌上にて発表したSF・ファンタジー作品。戦争による科学文明の崩壊後、異形の生態系に覆われた週末世界を舞台に、人と自然の歩むべき道を求める少女ナウシカの姿を年代記の形で描く。1984年には宮崎自身の監督による劇場版アニメ『風の谷のナウシカ』が公開された。2019年には歌舞伎化予定
Wikipediaより引用
『風の谷のナウシカ』は言わずもがな、宮崎駿監督の作品であるジブリ映画の一つです。
実は1984年にジブリ作品で一番最初に放映された映画なんです!
まさに原点にして頂点と言える作品です。
ジブリ作品はどれも人気なので、ネットでのランキングを見たりすると『風の谷のナウシカ』はトップ3に入ったり入ってなかったりしてマチマチなのですが、一番古い映画としてジブリファンに長く愛され続けています。
ちなみに僕はもののけ姫が一番好きです。
ラステルの胸には傷があるの?
まず疑問の一つとして「ラステルの胸元には何があるのか」というものがあると思います。
- ナウシカはラステルを救助した際に服を開いて胸元を見ます。その途端ナウシカは顔をしかめてゆっくりと服をまた閉じる
このシーンを謎に思った方がたくさんいて、その中でも一番の考察として有名なのが
「ナウシカはラステルのことを男だと思っていて、服をはだけた際に胸が見えたからすぐに戻した」
というものが濃厚な説ではありました。
ですが実際にこの説はただ視聴者の考察であって真実ではありません
本当の話は宮崎監督の口から語られており、その真実としては以下のものになります。
「墜落した際に胸が押し潰された事で致命傷を負っていた。」
この時の詳しい描写は監督自身が控えた事を後に語っています。
↓宮崎監督の明言↓
胸が押しつぶされているんです。だから本当は血が出なきゃいけないんだけど、そうすると動くときに血の跡が汚く動いてしまうんですよ。で、わざと血を出していないので、ちょっと、わかりにくい場面になってしまったんですよね。
と、答えています。
わかりづらいですが、見てる側で勝手に想像することでより残酷さを感じます。
宮崎アニメならではの表現方法ですね!
ラステルはナウシカと同じく16歳。声は冨永みーなさん。ナウシカは途中で応急処置を断念しますが、それは墜落の衝撃でラステルの胸が潰れていたため。 #風の谷のナウシカ pic.twitter.com/gEsipp7BZC
— キャッスル (@castle_gtm) 2017年1月13日
「何を見た」の意味や理由
先ほどの話の続きとなりますが、ナウシカがラステルの胸元を見た際に、胸を見られたラステルは「何を見た」というセリフを吐きます。
これに関してラステルが「拷問を受けた時の傷跡を見られたことを気にしていた」という説が上がっていましたが、これは少し違うかなと僕は思います。
では、結局ラステルが「何を見た」といった理由はなんなのかというと、
胸元を見たナウシカは少し辛そうな表情をしていたので、ラステルはたまらず「何を見た?」と問いかけた。
こういう事になります。
「一目でもう助からないと判る程の怪我」をナウシカは直で見てしまったので、顔に出てしまいました。
描写をリアルに想像してみると、おそらく血が吹き出て内臓なども飛び出ていたのかもしれませんね。。。
ラステルはそれを覚悟もできないまま悟ったのでしょう。
これ、ラステルの気持ちを想うと相当かわいそうですよね・・・
悲しい気持ちになります。
まとめ
ラステルの胸についてと、「何を見た」というセリフの意味はなんなのかについてまとめます!
- ラステルの胸は「墜落によって胸が潰され致命傷を負っていた」
- ナウシカがその胸を見て顔をしかめたので、ラステルはたまらず「何を見た」と聞いた
最後まで読んでいただきありがとうございました!
>>ナウシカとラステルが似てる理由はなぜ?見た目も性格も似過ぎている?