鎌倉ものがたりで貧乏神の風呂敷に包んでた茶碗の意味は?持ち歩く理由はなぜ?
人間と魔物、そして妖怪が共存した町を描いている作品の『鎌倉ものがたり』。
鎌倉に住むミステリー作家の一色正和を主人公とし、妻の亜紀子を取り戻しに行く物語です。
こちらでは個性的なキャラクターの一人である『貧乏神』が持っている茶碗について解説します。
鎌倉ものがたりとは?
『DESTINY 鎌倉ものがたり』は、黄泉の国に連れられてしまった妻”亜紀子”を取り戻しにいくミステリー作品です。
回によって事件推理などとはかけ離れ人情モノや怪談に近い話もあり、他のミステリー作品と異なりほのぼの感が強めの雰囲気です。
『ALLWAYS 三丁目の夕日』『ドラえもん STAND BY ME』などを手がけた”山崎貴”監督が不思議な街“鎌倉”を舞台に“運命”をテーマとして描きます。
見る人、年齢層を問わず楽しめ、感動できるファンタジックでユーモラスな作品となっています。
原作は漫画で、舞台は神奈川県鎌倉市。
貧乏神の風呂敷に包んでた茶碗の意味は?
亜紀子は途中で仲良くなった貧乏神とお茶をしており、貧乏神は”優しくしてもらったお礼”という事で、
「自分が持っている茶碗を亜紀子にもらって欲しい」と言いました。
ですが亜紀子はただもらうのでは申し訳ないと思い、
貧乏神が珍しがっていたごはん茶碗(100均で購入したもの)を代わりにあげました。
まあ簡単に言うと交換です。
その後、貧乏神は「ここは居心地が良すぎて自分のようなものには毒だ、あんたがたに幸多からん」と言って消えました。
ではなぜ貧乏神は茶碗を大切に風呂敷に包んで持っていたのでしょうか?
茶碗を持ち歩く理由はなぜ?
これは映画では明らかにされていません。
なので憶測での説明にはなりますが以下の理由が近しいのかなと思います。
日本では昔からの言い伝えとして
「茶碗を箸でたたくと貧乏神が来る」という言葉があります。
なので貧乏神を象徴する茶碗を持たせるような設定にしたのだと思います。
まあ貧乏神の「分身」みたいなものだと思います。
また、お碗を持ち歩いてその中に銭や食べ物を入れてもらう物乞いも現実にはいるのでそういった意味も含まれていると思います。
茶碗の効果は?
主人公の正和は、黄泉の国で天頭鬼と対決して亜紀子を取り戻して引き返す最中に絶体絶命のピンチに陥ります。
その時、亜紀子が貧乏神からもらった茶碗が巨大化します。
それにより一色夫妻はピンチを切り抜け、無事に逃げ出すことが出来ました。
その場にいなかった貧乏神ですが、自らの分身でもある茶碗に何らかのパワーを送り亜紀子に味方してくれたのですね!
まとめ
- 貧乏神が茶碗を持ち歩く理由は「貧乏神・物乞い」の象徴だから
- 効果は「自らの茶碗を介して巨大化」させる事ができる
裕福な家庭に憑りついて災いを吹っかける貧乏神。
一色家にも憑りつきますが、今までになかったような親切な扱いを亜紀子から受けて感動してしまう部分も見どころですよ!
本作の重要キャラクターです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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