前宙のやり方や高さを出す方法は?難易度はバク宙よりも高い?【動画解説あり】

前宙を覚えよう!
前宙はアクロバットをはじめ、パルクールや映画などにも多く使われる定番の技です!
前宙を覚える前段階の技として「転回」を習得しておくと、
前方に回る回転の感覚がわかるので先に覚えておいたほうがよいですね!
では早速前宙について深掘りしていきます!
前宙の解説動画
前宙の特徴
前宙は正式名称だと「前方宙返り」といって、空中で前に身体を一回転させるという技です。
前宙のやり方
1・助走をとる
【過度に助走をつけると勢いに頼ってしまい、本来の力を発揮できない事はもちろん、
真上に高く跳ぶ事もできなくなるので、助走は多すぎず少なすぎず行うようにしてください。】
2・両足で踏み切る
【両足で思い切り地面を蹴って踏切ります。
同時に腕を上から振り下ろして回転の勢いをつけてください】
3・抱え込む
【腕を振り下ろしたらそのまま膝を抱え込んで胸元へ引き付けます】
【しっかりと手で足を掴んで体を小さくたたみ込むような意識をしましょう】
4・着地
【前宙は着地が見えないので、抱え込みを思い切りした後にすぐに足を伸ばすようにしてください】
前宙で高さを出す方法
- 踏切る瞬間に後方へブレーキをかける
【理由】
前宙は助走をして行うものなのでどうしても前に流れがちです。
そうなると高さを出せなくなるので、前に流れるのを防ぐ為に後方へブレーキをかける意識で踏み込むことで自然と上に跳躍できて高さを出せます。
前宙はバク宙よりも難易度が高い?
バク宙は前宙の逆回りで、それ以外は同じような動きをします。
ですが、人間の体の構造上バク宙の方が腹筋を使って身体を回転させることができます。
筋肉を効率よく使う事が出来きるので、腕を下から上に振り上げる事で高さを出せます。
反対に前宙は前方向に跳ぶ技なので腹筋を思い切り使う事が出来ません。
バク宙のように腕を下から上に振り上げると回転をかけることが出来ずそのまま地面に落ちてしまいます。
なので前宙は地面を思い切り蹴って「反動」を使って跳ばなければいけません。
よって前宙はバク宙よりも難しいということになります。
まとめ
前宙をここまで紹介してきましたが、パルクールで使う前宙は段差から行う事がほとんどなので助走を着けて反動を使って跳ぶことはあまりありません。
ですが、前宙の感覚をしっかりと付けていないと回り過ぎたりして着地が取れずに落ちてしまう危険性があります。
なので平地で行う前宙のやり方をまず覚えてから、段差で挑戦するようにしてください。
平地と違う部分といえば、段差から行う際は膝の曲げ伸ばしで踏み切りを行うところなので覚えておいてください。
また、前宙が出来るようになれば他の技の習得も楽になるので(基礎体力がつくため)根気よく練習していきましょう^^