パルクールの走り幅跳び?ランニングプレシジョンの練習方法は?

『ランニングプレシジョンを覚えよう!』
パルクールの映像でよくある助走をつけて障害物へ飛び移るシーン。
これはランニングプレシジョン(以下ランプレ)という技なのですが、簡単に説明すると陸上でいう走り幅跳びのようなものです。
前段階の技である「プレシジョン」という立ち幅跳びのような技を覚えた後に挑戦していただきたい技です。
プレシジョンのジャンプ練習方法を解説!【パルクール基礎講座】
では今回はランプレについて解説していきます。
パルクールの走り幅跳び!ランニングプレシジョンの特徴は?
もう何度も言っていますが、ランプレとは陸上の走り幅跳びとイメージしていただくと分かりやすいと思います。唯一違うところは着地をしっかりと取る部分です。
「A地点から助走をしてB地点までジャンプして着地をする」
言葉で説明するとこのような感じになります。
ランニングプレシジョンの練習方法
1・助走をしっかりする
【この時、しっかりと腕を振って助走の勢いをつけます。個人的には大股で助走をした方がやりやすいです】
2・踏切り地点を直前に確認する
【直前に確認するというのは、踏切り地点を最後まで見すぎると目的地への距離感を把握する事が出来ないためです。がっつり顔を下へ向けて踏み切り地点をみずに、下目だけでチラっと見てすぐに目的地を確認するようにすると良いです】
3・片足で踏み切り
【左右どちらかの足で踏み切ります、この時はつま先で踏み込むようにしてください】
4・振り上げる方の足を伸ばす
【これは個人的なやり方なのですが、振り上げ脚を伸ばすと跳躍距離を更に伸ばせる効果があるのと、着地がしやすい感覚もあります】
5・身体を後ろへ傾けて両足を揃える
【空中姿勢は斜め45度くらい(人による)に身体を後方へ傾けると着地をする際にバランスがしっかりとれるようになります】
【同時に両足を揃えておくのは着地を両足で行うためです】
6・着地
【プレシジョンと同じく、着地は後ろへ伸ばしておいた両腕を前に持っていくようにしてください】
ランニングプレシジョンのコツ・押さえるべきポイント
- 自分の踏切り足で踏み切れるように助走の距離を図っておく
- 左右どちらでも踏み切れるようにしておく
【理由】
ランプレで怪我をしてしまう主な原因は、踏切り直前の躊躇です。
左足でしか踏み切りが出来ない人は、助走時に歩幅が合わず最後の踏切りが右足になりそうな場合は跳べないケースがほとんどです。
そうなると慌てて足を組み替えようとしてそのまま障害物に躓いたり、跳躍が中途半端になったりします。
なので事前に距離感を確認するか、左右どちらでも踏み切りが出来るように練習しておきましょう。
まとめ
冒頭にも書いていますが、ランプレを挑戦する際は事前にプレシジョンの基礎を固めておくとすぐに出来るようになります。
またランプレはパルクールの移動術の中でも基礎であり、感覚としては「走って跳ぶだけ」なので比較的簡単な部類に入ると思います。
ランプレは全ての移動術の中での基本的な動きに繋がるので早い段階で覚えておくと後々難しい移動術にも対応できるようになります。
そして左右どちらでも踏み切りが出来るようになると、いちいち助走の歩数をはかったり気にしたりする必要が無くなります!
外国人のトレイサーで言えばPhil Doyleという方が左右の脚を上手くコントロールして踏切りが出来ます。
映像では簡単に見えてしまうと思いますが、両足で踏み切りが出来るようになるのは結構難しいんです。
そして日本人では両方の脚で踏切りが出来る人は”ごくわずか”です。
これが出来るようになるとかなりパルクールがやりやすくなります。
この機会に左右の脚どちらでも出来るように踏切り練習してみるのをおススメします!