パルクールの着地のコツとは?PKロールのやり方【動画解説あり】

『PKロールって何?』
PKロールはパルクールに使われる着地方法の一つであり、簡単に説明すると着地の際に受け身をとる斜めの前転のようなものです。
ランディングという着地方法もありますが、大きな違いと言えば「ランディング⇒両手両足の4点着地」「PKロール⇒でんぐり返しで体全体に衝撃を分散」というふうに分けられます。
今回はそのPKロールのやり方を説明していきます。
PKロール解説動画
PKロール(パルクール)の特徴
冒頭にも書いた通り、PKロールは段差から着地する瞬間や、何らかの技で勢い余った時の対処法として斜めの前転をします。そうする事で身体への衝撃を分散してくれる効果があり、怪我を未然に防ぐ事が出来ます。
パルクールの着地のコツ-PKロールのやり方-
では早速PKロールの解説をしていきます。
1.足の裏が地面に着いた瞬間に若干膝を曲げる
(膝を伸ばしたままだとどんなに低い段差からでも骨折します。)
2.両手を120°くらい曲げて、どちらかの前腕を先に地面に着けにいく
(どちらかの腕を先に着ける事によって自然に斜めから入る事が出来ます)
3.前腕をつけた方の肩から地面に着ける
(肩甲骨あたり(脇腹)から地面に着けるようにしてください。骨や関節を地面に着けると痛いので注意を)
4.対角のお尻に向かって斜めに回る
(右肩から入った場合は左のお尻に向かって地面に当てるようにしてください)
5.進行方向を向いて立ち上がる
(立ち上がる際はしっかりと真っすぐの状態で体を起こすようにしてください)
押さえるべきポイント
- 背骨等の各部位の骨に直接当たらないルートを探して、そこを通るようにゆっくり練習する。
- 衝撃を分散、緩和させることが目的なので着地は脚に頼らず身体全体で行うことを意識する
- 左右どちらとも出来るようにする。
まとめ
RedBullアスリートのライアン・ドイルは「飛び方を学ぶよりもまず、落ち方を学べ」と言っています。
4点着地のランディングと同じく安全に着地が出来ない人は、パルクールをしてはいけません。
中途半端な着地を続けていけば膝や腰、足首などの関節にダメージを蓄積させてしまい、ある日突然歩けなくなったり老後生活に影響してきます。
PKロールは追及すればするほど奥が深いスキルで、上手くできるようになるとケガをする確率がかなり減ります。
また、現在のパルクールのスタイルでは様々な動きの流れの中で取り入れられる事が多くなりました。
着地する時だけやる技ではなくなり、一種の魅せ方として用いられ始めています。
例えば「PKロールをした後に側宙をする」という魅せ方などもあり、上級者でよく見かけます。
このように、PKロールは大切な役割でもあり魅せれる動きとしても親しまれています。
是非パルクールをするなら前段階としてランディングとセットで覚えてみてはいかがでしょうか?